脱「愛国カルト」のススメ 常設掲示板



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15950767:おすすめ読書案内 まさお 2018/06/13 (Wed) 21:01:56
皆さんでおすすめ書物を共有しませんか。

文理は問いません。人文社会科学、自然科学、文芸などなど、なんでもOKです。

基本的にご紹介の仕方にこれといった決まりはありませんが、文献名、概要、どういった関心がある人におすすめか、などご紹介いただけるとよいかもしれません。

個人的には、最近なぜかポパーの名を目にしますので、科学哲学的な視点から国家の秩序構成について知ることが出来るような変わり種に出会ってみたいですね。

皆さんのおすすめ本を教えてください~。
15951461:Re: おすすめ読書案内 ヨシキ 2018/06/14 (Thu) 13:31:58
まさおさん

初めまして。おすすめの本とのことですが、一般文芸でも宜しいでしょうか。もし問題なければ、貴志祐介先生の『新世界より』を推薦いたします。

この小説が優れているのは、差別の構造を浮き彫りにしているということです。一般文芸らしい「ハラハラドキドキ」の物語の中核に、作者の差別に対する視線、考察が存在しています。昔(もしかしたら今も?)の中国文学には雅俗融合という概念があったそうですが、『新世界より』はまさしくそのような芸術性と娯楽性を高度に融合させた物語だと思います。

文庫本だと上中下とあり、そこそこの長さではありますが、中下巻は一気読み必至です。上巻は舞台設定(1000年後の日本)の説明的な印象が強いのですが、人間が獲得した「とある能力」によって大きく変貌した生態系などについて詳しく書かれており、図鑑を眺めるような気持ちで読むと苦痛にならないかと思います。機会があればぜひ読んでみてください。面白いです。
15951505:Re: おすすめ読書案内 クソガキさん 2018/06/14 (Thu) 14:30:48
中川淳一郎著の「ネットのバカ」をオススメしたい。
読んでて耳が痛くなったり、心あたりを言い当てられて心乱されるかもしれないが、ネットにおける現状を直視して、真理を突いている。
例として、著者はTwitterをこう述べている。

Twitterはフォロワー数で全てが決まる。フォロワー数はアカウントの味方で、これが多ければ多いほどTwitterでの影響力や強さが決まる、ドラゴンボールの戦闘力みたいなもの。
フォロワー所謂信者はフォローする人を擁護したりするために、アンチを叩いてくれるのでフォロワーが多いとTwitterで影響力を持つ。
論理や道理の正確さや知識よりも、フォロワーを囲んで数に任せれば我を通せて勝利出来るのがTwitterという場所
15951666:Re: Re: おすすめ読書案内 クッパ革命経験者 2018/06/14 (Thu) 17:45:25
皆さんなら「勇者の証明」とか「希望の国のエクソダス」が合いそうかなと思いますね

あとは普通に「ノルウェーの森」とか「青春の蹉跌」とかですかね…

キワモノなら新書ですが「世界征服は可能か?」が私は好きです
15953300:Re: Re: おすすめ読書案内 まさお 2018/06/15 (Fri) 20:50:21
ヨシキ様

ご紹介いただきありがとうございます。
もちろん、一般文芸でも構いません。なんだったら漫画でもいいくらいです笑

物語の設定も然ることながら、社会問題として根深い差別を一考する上でも、優れた作品なのでしょうね。
差別のみならず、社会の諸問題に向き合う時に、問題の輪郭を明瞭にさせてくれる存在というものは、大変貴重ですよね。

改めて、ご紹介ありがとうございます!

また何かおすすめがございましたら、皆さんにご共有ください。



15953388:Re: Re: おすすめ読書案内 まさお 2018/06/15 (Fri) 21:32:31
クソガキ様

ご紹介いただい本は、インターネット、もといSNSというコミュニケーション空間での目に余る他者の言動に物申すといった作品でしょうか。

中川淳一郎は、AO義塾塾長と喧嘩をしていた人という認識しかなく、このような著作を残しておられる方だとは存じておりませんでした。

SNSのようなネット上のコミュニケーション空間は、他者の存在を感知しうる、パブリックな空間だとは思いますが、言わなきゃいいのにと思うようなバカを言っちゃう方が目立つことが多いですね(私だけ?)。
ある社会心理学の研究によれば、対人関係においては、言語的コミュニケーション以上に、表情の変化や身振りのような非言語コミュニケーションから、相手の意図や心情を推測するそうです。
SNSでは、基本的にテクストによるコミュニケーションが主立っており、相手がいかなるものであるを知るにあたっては、言語情報に限られることがしばしば。
こうした見えにくさは、相互のコミュニケーションを慎重に運用させる効果を及ぼすこともあれば、その不透明さが故に、配慮に欠いたコミュニケーションにも繋がりやすいのかもしれませんね。
ご紹介いただい本は、5年前の著作ではありますが、現在においても熟慮に値するだけの価値がありそうですね。

ご紹介ありがとうございます!
15953427:Re: Re: Re: おすすめ読書案内 まさお 2018/06/15 (Fri) 21:50:55
クッパ革命経験者様

ご紹介ありがとうございます!

名作ぞろいですね。名を耳にしたことがある程度で読んだことはございませんが...。

『世界征服は可能か?』は岡田斗司夫の著作ですね。昔は、東浩紀や大塚英志のような論壇系の若者論に好んで触れていたこともあり、岡田斗司夫も、しばしばチェックしておりました。
若者論の中でも、90年代から00年代のオタク論にハマっておりました。オタク的なものにフォーカスすると岡田斗司夫は外せませんね。内容を詳細に思い出せなくて申し訳ないですが、『オタクはすでに死んでいる』とかですね。

あと覚えているといえば、斎藤環の『戦闘美少女の精神分析』です。アニメや漫画に登場する闘う美少女キャラの特殊性を解体し、それを愛好するオタクの心理的特性に切り込む作品です。

もしかすると読んだことがあるかもしれませんが、一応紹介させていただきます。

15954185:Re: おすすめ読書案内 クソガキさん 2018/06/16 (Sat) 13:28:50
>5年前の著作ではありますが、現在においても熟慮に値するだけの価値がありそうですね。

大いにあります。
この本、すでに著書の中で「自称愛国者による嫌中嫌韓」に触れていますし。
15954320:Re: Re: Re: Re: おすすめ読書案内 クッパ革命経験者 2018/06/16 (Sat) 15:15:31
まさお様

お返事ありがとうございます
オタク論は一時期流行りましたが、いつだったか人を人とも思わぬ所業(風俗的な意味で)をオタク側の人間が提案しているのを見て以降、一切読んでないですね…

最近も痛ましい事件がいくつかありましたが、報道を見ると最近はオタクバッシング的なものも、対になるオタク研究論も両方減った気がしますね
15954817:Re: おすすめ読書案内 まさお 2018/06/16 (Sat) 21:50:25
各位ご紹介いただきありがとうございます。
正直なところ、ご紹介いただけないことも覚悟してはおりましたが、いくつか共有することができ、大変喜ばしい限りです。

聞くばかりではよろしくないので、私からも一つ。

谷岡一郎の『「社会調査」のウソ -リサーチ・リテラシーのすすめ』をご紹介しておきます。

皆様も何かを主張する際に、国や研究者団体、民間組織から公表される、種々の量的、もしくは質的なデータを参照されたことがあると思われます。
しかし、そのデータ自体に問題がないとは断定できません。
確かに、データは、対象の実態やその流動性などをある程度客観的に捉える上で心強い武器ともなります。ただ、だからこそ正確にデザインされたリサーチのもとアウトプットされたデータを見極めるデータリテラシーを養うことが大切になってくるのではないでしょうか。

本書は、そうしたデータリテラシーを身に付ける取っ掛かりとしておすすめ出来る本ではないかと考えます。身近な実例データをもとに明瞭な解説が展開されておりますので、楽しく読み進めることが出来るかもしれません笑

機会があれば、書店に立ち寄った際に、パラパラと捲ってみてください。

それでは。